観葉植物が飾られている部屋は、なんだか素敵に見えますよね。
施工からインテリアのコーディネートまで手掛けているシーデザインアーキテクツでは、
グリーンを楽しめるインテリアをおすすめしています。
しかし一方で、
「手入れが大変そう」「枯らすかもしれない」「虫が湧かない?」
という心配の声もたくさん伺います。
そこで今回は、多数のインテリアコーディネートの経験から
屋内でも育てやすいおすすめの観葉植物をご紹介します。
1.インテリアとしての観葉植物の効果
観葉植物は視覚的に楽しめるだけでなく
心地よい空間作りやリラクゼーションの効果もあります。
山や森に行ったときの森林浴はすがすがしく、何ともいえない癒やしを与えてくれますよね。
日頃、そんな環境から離れて暮らしている私たちにとって
部屋の植物は、日常の中のオアシスのような存在。
また、少しづつ成長していく様子は愛らしく、ささやかな喜びにも繋がります。
2.屋内用【観葉植物を選ぶポイント】
観葉植物を選ぶポイントは
- 育てやすさ
- 視覚的な魅力
- 植物に適した空間か
の3つです。
初めての方は育てやすい植物を選ぶのがおすすめ。
また、植物の形や色合いが自分の好みとあっているかも大切です。
緑色の植物はリラックス効果がありますし、色とりどりの植物は元気を与えてくれます。
毎日見るものですから、お気に入りのものを置きましょう。
とはいえ!
形や色の好みだけで購入すると、案外枯らしてしまうことも…。
自宅の環境に馴染む植物かどうかは、選ぶときの重要なポイントです。
植物によって必要な光の量や湿度は全く違うので、
購入する前には、ぜひ植物の特性を調べてみてくださいね。
3.インテリアコーディネートにおすすめ|育てやすい観葉植物13選
初心者でも育てやすい観葉植物
ポトス
日陰でも十分に育てることができ、水やり頻度も不定期で大丈夫なため、育てるのが難しくないと言われています。また、空気浄化作用もあるので、室内環境を快適に保つのに役立ちます。
サンスベリア
乾燥にも暗闇にも強いため、陽射しが少ない場所にも置けます。
急な温度変化にも強く、日照量を気にすることなく育てることができるため、初めての観葉植物にピッタリです。
エアコンや湿度に強い観葉植物
ヤシ類
エアコンの乾燥や湿度の変動に強い観葉植物としては、ヤシ類がおすすめです。
エアコンの風からも直射日光からも、その影響を受けずに育つことができます。
ゴムの木類
代表的なのは、フィカス・ベンガレンシスやフィカス・ウンベラータ。
湿度変動や乾燥にも比較的対応力があるので、一年中快適に育てることが可能です。
アクセントに遊び心を入れたい時にも、幹がランダムなベンガレンシスはおすすめ。
色々なインテリアスタイルに合う観葉植物
少しパキッとした印象のお部屋には…
▼黒っぽい葉がかっこいいフィカス・バーガンディー
▼個性的な模様と色合いが美しいゼブリナ
カフェのような雰囲気やナチュラル系なら…
▼ふわふわ感がたまらないパンパスグラス
▼数年後には豆収穫?!葉がつやつやしてかわいいコーヒーの木
和の空間なら…
▼先端が尖り、上に伸びていく様子から、風水的にも邪気払いとされているアガベ
▼幹の個性が際立つ王道のガジュマル
海っぽいテイストなら
▼流木との相性は抜群!キセログラフィカなどのエアプランツ
人気の観葉植物
一気に南国ムード漂うモンステラ
豊かな緑の大葉が特徴的ですが、成長には明るい場所と湿気が必要となります。育て方の基本は、適度な湿度と日差しを確保することです。
他にも…
▼1,000を超える種類があると言われるペペロミア
▼ゼブラプラントとも呼ばれる個性派柄のアフェランドラ
なども、人気の植物です。
どれも、比較的育てやすい植物なのですが
観葉植物なので、直射日光が当たり続けると、中には「葉焼け」といって
葉っぱが枯れてしまう種類もあります。
気に入った植物が見つかったら、必要な飼育環境を調べてみてくださいね。
4.観葉植物を活用したインテリアのコーディネート
観葉植物は、デザインの一部として活用することで、インテリアに一体感と活気のある印象を与えてくれます。
例えば、ウッドベースのインテリアに大型の観葉植物をコーディネートすると、爽やかな雰囲気に。
色とりどりの小花柄のカーテンやクッションと一緒に、小さな観葉植物を飾れば可愛らしさが漂う空間に。
また、モノトーンのインテリアに鮮やかな色の観葉植物を置くと、お部屋のアクセントとして引き立ちます。
観葉植物を使った多様なインテリア
通常はフロアやテーブルの上に置くことが多いですが、
吊り下げて飾るハンギングプランツや壁に固定して用いるウォールプランツとしてインテリアを楽しむこともできます。
上の写真は照明を取り付ける際によく使用するダクトレールを応用し、植物をハンギングするパターンです。
天井に下地があれば、取り付けることができます。
他にも、観葉植物を集めて作る”グリーンコーナー”を設けることも一つです。
自身のライフスタイルにあった活用方法を見つけ、ユニークな空間を楽しんでください。
5.まとめ|手間をかけずに楽しめる観葉植物選びを
手間を極力減らすには
植物の育成環境に適した場所に置いてあげることです。
それが、手間を減らす1番の近道になり
結果として植物は、本来持っている生命力で育つことができます。
シーデザインアーキテクツでは、
「お部屋のシンボルツリーとして植物を置いて、家族と一緒に成長を感じながら、豊かな暮らしをおくってほしい」という思いから
グリーンを取り入れたインテリアをおすすめしています。
また、植物があることによって、部屋に入った時に柔らかい雰囲気を演出できます。
好みのデザインと、お部屋の環境に合った、お気に入りの観葉植物を迎えて
生活にさらなる彩りを加えてみてはいかがでしょうか。